海外旅行保険 クレジットカード自動付帯と保険会社どちらがおすすめ?

結局気になるのは海外旅行保険に毎回入った方が良いのか、それともクレジットカードに付帯の海外旅行保険のどちらが良いのか、ということではないでしょうか。

保険会社は別途海外保険会社に加入した方が良い、というでしょうし、クレジットカードに登録させたい人はクレジットカードに付帯の海外旅行保険で十分と言いますよね。

ここでは過去の海外旅行経験を元に、中立の立場でどちらに入ったら良いのかお伝えしたいと思っています。

◆日本人の平均海外旅行回数・海外旅行日数(年間)

まず、海外旅行保険は保険会社とクレジットカード付帯のものとどちらが良いか比較をするにあたって日本人の平均海外旅行回数及び海外旅行日数を調べてみました。

●日本人の1年間の平均旅行回数:約1.7回

●日本人の平均海外旅行滞在日数:9.4日

また、1回の旅行日数が5日以下が増加、というデータもありました。そこでこの記事では、年2回海外に旅をする場合で、1回が9日間のヨーロッパ(日本人が行ってみたい国ランキング1位、2019年に行った国ランキングでは台湾、韓国、ハワイに続いて4位だったので)、もう1回が台湾3日間(2019年日本人が一番たくさん行った国が台湾あだったので)という前提で試算は行います。

私が海外旅行保険に加入する際に愛用しているのが保険価格ドットコムです。

そこで調べてみると、次の通りの金額となりました。

●イタリア9日間 3100円+航空機遅延補償特約200円=3300円

●台湾3日間 870円+航空機遅延補償特約100円=970円

つまり、平均的に旅行をする場合、1年間にかかる海外旅行保険の合計は4270円となりますす。

◆クレジットカードに付帯の海外旅行保険のメリット・デメリットは?

クレジットカードに付帯の海外旅行保険の一番のメリットは「事前の手続きが一切不要」というところにあります。海外旅行保険が付帯されているクレジットカードを持っていれば、補償が必要な事態が発生してしまったら申請手続きを行うというもので利便性は非常に高いです。

クレジットカード付帯の保険だと「無料」というオススメの仕方をしている人がいますが、年会費無料のクレジットカードで本当に必要な補償がついているもの(航空機遅延時の補償)はVISA307種類、JCB 134種類、マスターカード8種類(全貌を掴むページが見つからなかったので、航空機遅延補償付きで検索した枚数となっております)、ダイナースカード13種類、アメックスカード15種類を調べる限りありませんでした。なので、「クレジットカード付帯だと海外旅行保険量は無料」というのは正しいくないと思いますので、この記事ではメリットには加えておりません。

デメリットは何でしょうか。今回この記事を作成するにあたり調査した結果デメリットは次の2つという結論に達しました。

①その旅行にかかる何らかの費用をそのクレジットカードで支払っていないと海外旅行保険が適用されない場合がある(利用付帯)

②補償内容が別途加入する海外旅行保険に比べて金額が小い(ものもある)

◆クレジットカード付帯の海外旅行保険は自動付帯と利用付帯がある

クレジットカードの良いところは事前に利用申請が入れないところだとお伝えしました。そして何となく皆さんの頭の中にクレジットカードの海外旅行保険は「自動付帯」だとそれこと自動的にインプットされていますよね。

私もそう思っていましたが、ゴールド以下のカードで海外旅行保険がついているとうたっているものはほぼ100%「利用付帯」でした。

利用付帯とは「事前に旅費などを当該カードでクレジット決済した場合のみ使える」というものです。海外旅行保険を使いたいと思っているクレジットカードで、出国までの交通費や航空券、ツアー代金の支払いを当該カードで行なった場合、海外旅行保険を適用します、というのが利用付帯です。

航空券やツアー代金はわかりやすいのですが、出国までの交通費は各社取扱が異なるようです。特にパスモやスイカなどでの支払いは認める会社と認められない会社があるみたいなので、クレジットカードに付帯の海外旅行保険を使う場合は次の確認をしましょう。

①自動付帯か利用付帯か

②利用付帯の場合、海外旅行保険適用となる条件は何か(特に交通費)

◆クレジットカード付帯の保険だけで良いのはどのクレジットカード?

ここまで読むと、ゴールドカード以上のクレジットカードを持っている人はもしや自分のカードなら別途海外旅行保険に加入しなくて良いのかなと思い始めていると思います。そしてそれは大体正解です。

クレジットカードはみなさんご存知の通り次の5つの種類があります。

● VISA

●JCB

●マスター

●アメックス

●ダイナース

海外旅行保険の付帯状況について調べたところ各社違いがあることがわかりました。

●VISAカード

307種類もあるVISAカードの中で、航空機遅延が補償にあらかじめ含まれているのはプラチナカード(年会費50,000円)のみでした。

●JCBカード

JCBは比較的多くのカードの航空機遅延補償がついていました。ゴールド以上であればほぼ間違いなくついています。一番年会費の安いゴールドカードは年会費が10,000円のものでした。

●マスターカード

マスターカードもゴールド以上になると航空機遅延補償が自動付帯でついてきます。一番年会費の安いゴールドカードの年会費は11000円でした。

●アメックスカード

アメックスカードもゴールド以上になると航空機遅延補償が自動付帯でついてきます。一番年会費の安いゴールドカードの年会費は31900円でした。

●ダイナースカード

ダイナースカードはプレミアムカード(年会費130,000円)のみ自動付帯です。

◆クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償で弱いのは何か

ゴールドカード以上をお持ちの皆さま、クレジットカード付帯で大体大丈夫と言ったのは、今回クレジットカード付帯の海外旅行保険と別途加入する場合の海外旅行保険を見比べて2箇所弱いところを見つけてしまったからなのです。そこをどう考えるか、ですね。最近もっぱらクレジットカード付帯の海外旅行保険を使っていましたが、改めて調査をして次回以降どうしようか再考中です。

まずはこの表をご覧ください。クレジットカード付帯の海外旅行保険と別途加入する海外旅行保険の補償内容をまとめた表です。

  生命保険H社

VISA・JCB (一般)

アメックス(ゴールド) JCB(ゴールド)・ダイナース
障害死亡・障害後遺障害 各1,000万円 V: 2,000万円      J: 3,000万円 1億円 1億円
治療費 1,000万円 V:50万円 200〜300万円 300万円
救援費用 J:100万円 300〜400万円 300〜400万円
個人賠償責任 1億円 2,000万円 4,000万円 1億円
携行品損害 30万円

V:15万円            J: 20万円

50万円 50万円

死亡時・障害後遺障害などはむしろクレジットカード付帯の海外旅行保険の方が補償内容がいいことがわかります。

個人賠償責任もクレジットカードによってはかなり額は小さいのですが、全クレジットカード会社の補償額が小さいのが、治療・救援費用です。

アメリカでは救急車呼ぶだけで10万円と聞いたことがあり、治療の事態になった場合に果たして足りるのか。その点を各自判断の上、クレジットカード付帯のものを使うか、別途加入するか決めましょう。

別途加入する場合は、保険価格ドットコムで旅行先と旅行日数、人数を入れて各社の保険を比較して補償内容が良いものの中から一番保険料が安いものに入るのがオススメです。その際航空機遅延補償の特約に入るのは忘れないでくださいね。

◆クレジットカード付帯の海外旅行保険と別途加入する海外旅行保険の損益分岐点は

クレジットカードか別途保険に入るかの損益分岐点は年間の海外保険料が1万円を超えるかどうかです。

台湾であれば、毎月一度週末に通うのであれば、JCBゴールドがよいです。

ヨーロッパ9日間の旅であれば4回以上する場合は、JCBゴールドの方がお得です。

総括すると、年一回か二回海外に旅するのであれば、毎回航空機遅延補償つきの海外旅行保険に別途入る方が良いです。

◆おまけ:どうしてもクレジットカード付帯の海外旅行保険を使いたい場合はどのクレジットカードを選ぶのが一番お得か

どうしても事前申請がめんどうなのでクレジットカードだけで航空機遅延補償付きのプランに入るのであればJCBゴールド(年会費:1万円)、dカードゴールドまたは楽天ゴールド(マスターカード。年会費11,000円)あたりがベストです。ただし、JCBカードの場合は海外では8割以上受け付けてもらえないので、決済用に別途VISAかマスターカードを持って行きましょう。

◆おまけ:生命保険は海外旅行中でも適用できる

この記事を書き始めた頃は、海外旅行中に死亡してしまうと、生命保険は適用されないのではないかと思っていたので、自分が死亡することで負担をかけてしまう扶養家族がいる場合は死亡保険を手厚くした方が良いかなと思っていたのですが、一般的に生命保険は海外で死亡した場合にも適用されます。そのため、海外旅行時に保険に入る際には死亡補償についてはそんなに気にする必要はないでしょう。

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